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「いきるを支える」  ―日本では20分に一人が自死を選択しています―

「いきるを支える」  ―日本では20分に一人が自死を選択しています―

2月4日(水) 「いきるを支える 鎌倉・逗子・葉山」実行委員会

 昨日は、自殺対策啓発イベントが鎌倉市福祉センターで開催されました。

 日本の自殺者数は2年連続で3万人を下回りました。しかしなお、毎日70人以上の方が自殺で亡くなっています。つまり、20分に一人が自殺で亡くなっていることになり、自殺未遂を含めるともっと短い時間で、自死を選択している方がいることになります。

 一人の方が亡くなると5人以上が遺族となると言われており、そのため毎年14~15万人の方が新たに自死遺族となるという深刻な状況は続いています。

 今年も、自殺対策支援センターライフリンク代表の清水氏、自死遺族総合支援センターの南部氏を迎え、講師の方々の、日々の活動を通じた貴重なお話を伺いました。


 南部氏は、2004年に夫を自死で亡くし、自分のような思いをする人を一人でも減らしたいと活動し、「自死遺族支援」とは何ができるかを考えながら、各地で体験を通じての講演等をされています。その時の心の動きや想いなど、心に残る貴重なお話を伺うことができました。

 また、自殺対策支援センター ライフリンク 代表の清水氏は、元NHK報道ディレクターで、自死遺児たちの取材をきっかけに、自殺対策の重要性を認識し、2004年にNHKを退職し、ライフリンクを設立しました。
 講演の冒頭で、ビルの屋上がら撮影した東京マラソンのスタート直後の映像を流し、マラソンの参加者数と自殺者数がほぼ同等な3万人であることを伝え、3万人の多さをインパクトのある映像で伝えました。

ライフリンク清水さん

 葉山町の人口も約3万3千人なので、その多さに重みを感じます・・・

 自死遺族の想いを伺い、自殺対策として私たちに何ができるか。南部さんは、「まず話を聞いてあげて欲しい。」「想いを語り合える場を紹介してあげて欲しい。」とおっしゃられていました。
 清水さんは、「自殺で亡くなる前に専門機関に相談した人は70%いる。死ぬしかないという状況に陥っている人が、それでも生きる道を選べるように支援して欲しい。」と居場所づくりの活動の大切さを訴えれていました。

パネル展示

ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。
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